世界に誇る日本の腕時計ブランド

世界に誇る日本の腕時計のブランド

日本では誰もが知っていて、誰もが手に入れようと思えば入れられる腕時計のブランド、セイコーですが、実はクウォーツ式時計を世界ではじめて作ったブランドだということをご存知でしょうか。かつては精工舎という社名でした。それまでの時計は機械式時計でした。いわゆるゼンマイ時計です。ムーブメントと呼ばれる機械部分は多くの歯車と金具で構成され、振り子の原理を利用しています。そうしたムーブメントでいかに正確に時を刻めるかに時計師たちの技術は注ぎ込まれていました。当然ながら手作業で時計は作られていましたし、揺れや衝撃で時刻がずれてしまいます。今でも機械式時計はほとんどが手作業ですし、技術の進歩によって精度が上がってはいるものの、やはり誤差は生じてしまいます。ちなみに当時は大きな戦争が各地で起きている時代なので、飛行機の計器に利用するにせよ、兵士の腕にはめて作戦の時間を確認するにせよ、正確性が求められいる時代でした。

そんな機械式時計の中に、突如現れたのが日本の精工舎が作った、クォーツ式の腕時計です。これは有名な時計で「アストロン」と言います。このアストロンはスイスの展示会に出品され、世界の度肝を抜きました。これほど正確な時計はない、と言われ、またその後にコストダウンが計られ、大量生産の道を切り開いたことで、世界の時計は一気にクウォーツ式へと傾きました。スイスの機械式時計メーカーが滅亡を予感した時代です。この時期に、時計師たちは何人も工具を置くことになりました。今でこそ機械式時計はマニアに好かれて愛され、クォーツ時計と上手く住み分けていますが、今でもスイスのブランドの工房に行くと、当時のことを決して忘れないようセイコーの「アストロン」が飾ってあったりするそうです。そこまで畏怖され、同時に尊敬されるブランドが日本にあるとは誇らしいことですね。日本でセイコーというブランドは高級ブランドのイメージではありませんが、素晴らしい技術によって時計の歴史を進めたブランドなのです。

Copyright (C)2017世界に誇る日本の腕時計ブランド.All rights reserved.